お子様の”困った”発達障害だけが理由でしょうか
こんばんは。ステップ鹿児島代表取締役甲斐です。
発達障害でお悩みのご家庭で指導するにあたり気がつくことがあります。
保護者様が発達障害が理由で悩むのが「集中力がつづかない」「読書が嫌い」「漢字が苦手」「落ち着きがない」などがあげられます。
「読書が嫌い」については、改めてブログを書きたいと思います。今回は「集中力が続かない」という悩みに焦点を当ててみたいと思います。
発達障害という診断をされたご家庭の多くは、お子様の集中力が続かないことに理解しようと努力されています。これは、とても大切な事だと思います。
一方でご本人と集中力の大切さについて話し合ったことはありますか?
集中力が続かないことで本人がどのように学校や社会生活で苦しむかを伝えたことはありますか?
集中力が続かなければ、学校での勉強がとても遅れてしまい面白くなくなってしまったり、先生や保護者様から叱られ嫌な思いをした結果、自分は何をやってもダメなんだと思い込んで自尊心が低下する悪循環に陥ってしまいます。
これをお子様に理解してもらうのはなかなか大変なことなのですが、例え低学年でも、保護者様が一生懸命に伝えようとしたことは心に届いています。
まずは、本人が集中力は大切なんだと認識することが大切です。
認識できたからといって魔法のように集中力が高まるわけではないのですが、意識して生活することで変化が見られるでしょう。
どうしても集中力が長続きしないというお子様には2分〜3分に区切り、集中を意識させるトレーニングを行うとよいでしょう。
低学年のお子さまには脳トレのプリントなどを用意してトレーニングするとよいでしょう。
また、集中力に関してゲームやテレビなど刺激の強いメディアには注意が必要です。
ゲームやテレビなどのメディアが発達障害にどのように影響しているのかははっきりしてはいませんが、実際に発達障害のご家庭に数多く携わらせて頂く中で、影響を感じることはとても多いですね。逆に、オセロや将棋などのゲームは集中力やコミュニケーション能力の向上に向いていると感じます。
|