発達障害お子様は国語が苦手

ステップ鹿児島代表取締役甲斐です!
今回は発達障害のお子様に非常に多い国語が苦手という問題を取り上げたいと思います。
発達障害という言葉には色々な生き辛さを伴う障害が含まれており、程度も様々で幅が非常に大きく一言でいう事はとても難しいです。参考にできる方と、そうでない方がいらっしゃると思いますので、ご了承ください。
国語が苦手というお子様は「読むことが苦手」「書く事が苦手」「漢字が苦手」「読解が苦手」です。
今回は私が指導している経験から、「国語が苦手」の要因となっていると思われる4つをご紹介します。
@ LD(学習障害)があり、文字に対してなんらかの脳の機能障害がある。
A 脳の視覚と言語をつかさどる部分の脳の連携が弱い、もしくは何らかの脳の機能障害がある。
B 家での生活でテレビやスマホやゲームが遊び道具となっている。
C 発達障害ということがわかったが、トレーニングの仕方がわからない。もしくは、諦めた。
@はLD(学習障害)があり、特に言語系の科目(国語・英語)はほとんど点数を取ることができません。
発達障害がLD(学習障害)の分野のみの場合はコミュニケーション能力も問題なく、その他の学習は他の子供たちと同じように理解する事が出来る為、保護者や先生も気づくのが遅れることがよく見られます。
しかし、音読が非常に苦手で漢字も一生懸命に努力してもなかなか習得ができないため、辛い思いをしています。
Aは文字を読んだり書いたりすることを異常に嫌がります。@との違いは、書く事は嫌がりますが、読み聞かせをしたり、問題を読み上げたりすれば、わりと良く理解することができ、読解も読み上げた後の問題は解くことができる点です。
しかし、視覚を司る脳の領域と前頭葉の関連はあるのではないかと言われているように、かんしゃくをよく起こしたり、我慢ができない、ルールを守れない場合が見られます。
BはLD(学習障害)や知的障害、視覚の問題はない。もしくは、影響が少ない場合です。
テレビやゲームと発達障害の関連ははっきりとわかっていませんが、私が見る限りでは関連は大きいです!
テレビやゲームは、一般の子供たちと比べると刺激が強すぎるようです。
具体的には、集中力がない、読書を嫌う、テレビやゲームに執着する、癇癪をよく起こすなどの特徴が見られます。これは、生活習慣を見直すだけで改善が期待できます!あいた時間をトレーニングに使ってあげるとよいでしょう。
Cは発達障害という診断を受け、「家でどのように指導すればいいのかわからない」「できなくても仕方がない」と諦めています。
理解することと、諦めることはちがいます。
私はというか、ステップは、発達障害だからという理由で学力のアップ諦めません!
スポーツだって、何もできないところから、少しずつ負荷をかけトレーニングしていきますよね?
発達障害の子供たちの国語力も同じです。「今の実力よりも少し負荷をかける」→「繰り返し繰り返し」(根気がいります)→「できた」という経験を増やし、自信をつけてあげることが何よりも大切です!
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