発達障害のある男の子の話【折れない心の作り方】

 ステップ鹿児島代表取締役甲斐です!
今回は、小学校高学年の男の子のお話をお伝えしたいと思います。
小学校も高学年になると、子供たちも色々なことが理解できるようになり、発達障害という言葉が有名になったこともあり、発達障害を持つお子さまはからかわれたり、いじめられたりすることも多くなってしまいます。これは、二次障害にもつながる大きな問題です。
今回の話に登場する男の子も、いつもシャツが出ていたり、忘れ物をしたり、何よりも本人がなんでも素直に話してしまう性格のために発達障害の事は周りのお友達にも知られていたそうです。
ある日、帰宅しようと校庭を歩いていると、下級生から突然「障害者!」と、からかわれたそうです。
こんな風に言われてショックを受けるのは当然ですよね。場合によっては
「もう学校なんか行きたくない」
と泣きながら帰って来て翌日から不登校になってしまうかもしれません。
ですが、このお子様は下級生になんと返事をしたと思いますか?
それは、
「ぼくは、この障害に誇りを持っているんだ!」
です!そしてさらに
「歴史人物にも、発達障害と思われる人たちがたくさんいるのを君たちは知らないの?」
と下級生に吐き捨てて帰ってきたそうです。
こんなふうに考える事ができたならば、発達障害の特性を活かして、明るく前向きな生き方ができるのではないだろうかと、本当に感動したものです。
コミュニケーションが苦手だったり、忘れ物も多く、欠点だけを見れば、いくらでも暗い気持ちにはなれるでしょう。
ですが、発達障害だからこそ好きなことに没頭したり、集中したりできる特性を誇りに思い、人生にプラスの要素に変えていこうと考えられたら・・・
もう二度と発達障害が理由で心が折れてしまうことはないでしょう!
発達障害は自分自身の生き辛さとともに、周囲からの差別や偏見にも対抗していかなければなりません。
差別をしたり、偏見をもったりする人たちは最低なので、相手にする必要なんて全くありませんが、こちらの考え方を変えるだけでも、相手に与える印象は随分変わっていくものです。
ご不安や疑問がある場合はいつでもお問い合わせからご相談ください。
|