五感を使った学習でお子さまの力を引き出す|ステップの実例
🏫はじめに:子どもに合った「学び方」を見つけていますか?
お子さまが「頑張っているのに成績が伸びない」「覚えたはずなのにすぐ忘れてしまう」——
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、その原因は「学習スタイルの違い」かもしれまけん。
人にはそれぞれ得意な感覚(視覚・聴覚・体感など)があり、その感覚を活かすことで、学習の効果は大きく変わります。
当教室(家庭教師ステップ)では、不登校や発達障害のあるお子さまの学習支援を行う中で、五感を活用した「学び方の工夫」が非常に有効であることを実感しています。
🎧実例:聴覚優位タイプの生徒が「覚えられない」を克服
ある中学生の生徒さんは、テスト期間中に毎日一生懸命勉強していました。
ところが、ノートをまとめても、書いても、なかなか記憶が定着せず、自信を失いかけていました。
私は家庭教師として日々指導する中で、その子が「聴覚優位型」であることに気づきました。
授業中、声に出して読んだ内容はすぐ理解できるのに、書くだけでは頭に残らないのです。
そこで学習法を少し変え、
- 単語帳を使って声に出して覚える
- 録音した音声を聞きながら復習する
といった方法を取り入れました。
その結果、数週間で定着率がぐんと上がり、テストでも見事点数アップ!
本人も「勉強が楽しくなった」と笑顔を見せてくれました。
学び方を変えるだけで、ここまで変わる——。
この経験は、私にとっても改めて「五感を使った学習の力」を感じる出来事でした。
🌈五感を使った学習とは?
人は誰しも、**五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)**を通して情報を受け取っています。
このうち学習に最も関係するのが、**視覚・聴覚・体感(触覚・動作)**の3つです。
子どもによって、どの感覚を使うと理解しやすいかが違います。
その違いを知り、学び方を合わせることで、「わからない」が「わかった!」に変わります。
👀視覚優位型:見ることで理解するタイプ
視覚からの情報を処理するのが得意なタイプです。
ノートを色分けしたり、図や表で整理したりすると理解が深まります。
おすすめの学習法:
- カラーペンで重要語句を色分け
- イラストやマインドマップでまとめる
- 教材を動画や写真で確認する
👓こんなお子様に:
「読む方が好き」「図を見ればわかる」「映像の方が理解できる」
👂聴覚優位型:聞いて覚えるタイプ
耳からの情報処理が得意で、音読や会話を通して学習内容を吸収します。
おすすめの学習法:
- 声に出して読む
- 録音して繰り返し聞く
- リズムや歌で暗記
🎤こんなお子さんに:
「音読すると覚えやすい」「説明を聞くと理解できる」「BGMがあると集中できる」
✋体感優位型:動きや体験で覚えるタイプ
身体を使うことで理解が深まるタイプです。じっと座っているより、実際に体を動かしながら学ぶことで成果が出ます。
おすすめの学習法:
- 実験・体験学習を取り入れる
- カードやブロックなどの教材を使用
- 書きながら声に出す(複数の感覚を同時に使う)
🧩こんなお子さんに:
「動きながら覚えるのが得意」「実際にやってみたい」「体験すると理解できる」
🌱タイプに合った学習がもたらす3つの変化
1️⃣ 勉強への抵抗感が減る
→ 合った方法だと、無理なく楽しく学べる
2️⃣ 記憶の定着率が上がる
→ 得意な感覚を使うことで、長期記憶に残りやすい
3️⃣ 自己肯定感が育つ
→ 「できない」ではなく「自分にもできる方法がある」と気づける
学び方を変えることで、勉強が「苦手」から「好き」に変わるお子さんも少なくありません。
🏠家庭でできる!五感を活かした学習の工夫
ご家庭でも、ちょっとした工夫で五感を使った学びができます。
- 視覚優位:カラフルな付箋やポスターを貼る
- 聴覚優位:親子で音読・クイズ形式で復習
- 体感優位:カードゲーム・手作り教材で遊びながら学ぶ
学ぶ時間が「作業」から「体験」に変わると、お子さんの集中力や笑顔も変わります。
💬まとめ:お子さまの「得意な学び方」を見つけましょう
五感を使った学習は、単なる記憶法ではありません。
それは、「自分らしい学び方を知ること」であり、「自信を取り戻す第一歩」です。
お子さまがうまくいかない時、「やる気がない」と感じてしまうかもしれません。
けれど実際には、「合っていない学び方をしているだけ」ということも多いのです。
当教室では、講師が一人ひとりの特性や感覚に合わせた学習法を一緒に探していきます。
「うちの子のタイプが知りたい」「家庭でできる工夫を知りたい」など、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さまの「わかった!」と「できた!」の笑顔を、これからも一緒に育んでいきましょう🌸
カテゴリー: 発達障がいについて
投稿日:2025年10月09日