最新情報 News

夢が学びのモチベーションに!Mくんの成長物語

Mくんがステップに入会したのは小学5年生の時でした。

当時のMくんは、しっかりとした目標を持ち、勉強にも意欲的でした。

その結果、Mくんは見事、私立中学に合格。私たちも彼の努力に感動しました。

 

しかし、中学入学後、状況は一変しました。

 

新しい環境に慣れるにつれ、Mくんは次第に勉強への興味を失っていったのです。

 

学校の宿題を出さない日が増え、成績も下降気味に。ステップでの授業中にも、イライラを募らせる場面が増え、時には鉛筆を折ってしまうこともありました。

 

勉強に対する拒否反応が強くなるMくんに対して、私たちは焦らず、まずは彼の気持ちに寄り添うことから始めました。

 

カウンセリングを中心に、Mくんとの会話に重点を置いた授業を進めました。

彼が何に悩んでいるのか、どうして勉強が嫌いになってしまったのかを理解するため、じっくりと時間をかけました。

彼のペースを尊重し、無理に学習を進めるのではなく、まずは心の安定を目指したのです。

 

そんなMくんに変化が現れたのは、中学3年生の頃でした。

 

彼は「作家になりたい」という夢を口にするようになったのです。

 

小さい頃から絵を描くのが好きだったMくんは、自分で作り出したキャラクターを使って物語を作る楽しさに目覚めました。

その時から、私たちは彼の夢を支えるため、学習面でのサポートをさらに強化することにしました。

 

まず、学校の成績を安定させるために、定期テスト対策や宿題のフォローアップを徹底しました。Mくんには

 

「高校の評定平均4.0以上を目指そう」

 

と話し、それが将来の夢を実現するための第一歩だと伝えました。

また、彼の作家の夢を応援するために、出版社の賞に応募するための作品作りをサポートしたり、学校の文芸部に入って創作活動を続けることを推奨しました。

 

Mくんはその計画に沿って、日々の努力を続けました。時には挫折しそうになることもありましたが、夢を持つことが彼のモチベーションを支え続けたのです。

 

そして、3年間の努力の末、Mくんは見事に日本大学芸術学部文芸学科に合格することができました。

 

私たちも、彼がここまで成長し夢を実現する姿を見届けることができ、大変嬉しく思っています。

 

Mくんの物語は、勉強に対して拒否感を持つ子どもたちでも、夢を持つことで自分の道を切り開くことができるという希望を教えてくれました。

 

私たちはこれからも、一人ひとりのお子様に寄り添いながら、その夢を支えるサポートを全力で行っていきます。

img_8232

カテゴリー: 不登校、発達障がいの受験情報

投稿日:2024年10月22日