
アスペルガー症候群・高機能自閉症のお子様への接し方

@ 人との関わりに関心が持てるよう、遊びを通して手助けしてあげましょう。
アスペルガー症候群のお子様はひとりで遊ぶことを好み、寂しいという気持ちも感じる事も少ないようです。
しかし、社会の中では人との関わりが大変重要となります。大人になった時に人との関わりを持てるように、幼児期からお友達との遊ぶ機会を積極的に増やしましょう。
A 興味のある分野は積極的に伸ばしてあげましょう。
アスペルガー症候群のお子様は興味のある分野を深く学ぼうとします。
これは、一般のお子様と比較をしても突出した才能と変わっていく場合も多くあります。
集中している間は、声をかけず集中させてあげましょう。また、興味がある分野を親子で楽しみながら学ぶのもよいでしょう。
B 負けず嫌いで癇癪を起してしまう場合は怒りのコントロールを教えましょう。
勝ち負けにこだわり、癇癪を起してしまう場合があります。
普段から低い声でゆっくり分かりやすい言葉で怒りをコントロールできるようにトレーニングしましょう。
怒った時のデメリットについて伝えたり、普段から深呼吸を習慣にしてできるだけ早く落ち着けるようにトレーニングしましょう。
C お子様の特性を生かした将来をイメージし、できることに今から取り組みましょう。
アスペルガー症候群・高機能自閉症のお子様の場合、様々な進路選択が可能といえるでしょう。
しかし、成長するにつれて社会とのつながりが重要になり、大学生や社会人になってから特性のせいで周囲の人とうまくいかず、苦しむことがあります。
このような将来起こりうる問題を知り、将来どのような職業や分野に進むのが良いか低学年のうちから話し合い、イメージしましょう。
そして、生活上苦痛を軽減できるように、できるだけ早い段階からコミュニケーションのトレーニングを行いましょう。
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