支援学級への在籍を考える
ステップ鹿児島代表取締役甲斐です!
この時期になると、来年から就学する子供たちの学級についてのご相談を多く受けます。
特別支援学級とは、障害のある子供ひとりひとりに合わせた指導を行うための少人数のクラスのことで、先生方も学校の中で専門性をもった教師が担当します。障害の種別ごとに編成され、鹿児島の小学校では「情緒」と「知的」というクラスに分かれていることが多いです。
支援学級に在籍するメリットとしては、周りの子供たちのような集団指導には困難がある場合、少人数で目が行き届きやすく、きめ細かい指導ができるという点にあると思います。
これだけを聞くと、注意欠如多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)アスペルガーなど発達障害を持っている場合は特別支援学級が良いような気がしてきます。
ですが、近年はグレーゾーンと考えられるお子様の特別支援学級への在籍はご家庭でよく話し合った方が良いと思います。
理由は、支援学級に在籍すると、高学年になりお子様の生き辛さが少なくなっても、なかなか通常学級へ在籍することができないという現状があるからです。
支援学級から通常学級へとクラス替えの変更を申し出たとします。学校に申し出た後は教育委員会での審査が行われているのですが、学習進度の遅れ等を理由に難色を示されるからです。
特別支援を選択するときにほとんどの方が「通常学級へのクラス替えもかのうでしょうか」という質問をしていると思います。
返事は「大丈夫ですよ。お子様が通常学級が適当と判断されてクラス替えもできます。」
と説明を受けていませんか?ですが、現状では、通常学級へのクラス替えはかなり頑張らなくては認めてもらうことは出来ないということを知っておいて欲しいのです。
もし、お子様がグレーゾーンで通常学級か特別支援学級かを悩んでいるお母様はお子様は本当に特別支援学級に在籍する必要があるのかを就学前にもう一度話し合ってください。一人一人に合わせた教育といいますが、自分の子供に合う教育というのは、お母様やお父様が一番分かるはずです。
ご不安や疑問がある場合はお問い合わせからご相談ください。
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